人気ブログランキング | 話題のタグを見る

jazz pianist 浅川太平のブログ 
by ta_asakawa
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
さよなら ありがとう




大事な身内を亡くしました。









日曜の早朝、電話で訃報を聞いたのですが、
昼はクラヴィコードのコンサート。
代わりはいないので演奏に向かいました。




心に穴が空いた状態で会場に着いたものの、
ありがたいことにすでに満員。


この日は私以外にも演奏者が6人。
自分は後半、ソロで即興演奏です。
今回、自分のクラヴィコードソロは、すべてお客さんからのその場でいただいたお題をもとに即興演奏をしました。
「川の流れ」「告白」「文句」「6月の風」等・・
みなさんの素敵な題と温かな拍手に救われました。
ありがとうございました。
# by ta_asakawa | 2009-06-17 05:40
Baroque voice Concertを終えて
先日の31日(日)、
第一回Baroque voice Concertが行われました。

当日はあいにくの雨模様。
しかし驚いたことに120~130名キャパシティーの礼拝堂に、
180名もお集まりくださったので、急遽座席を増やしました、

Baroque voice Concertを終えて_b0098184_4435231.jpg


第一部は私、山野辺暁彦さん作のクラヴィコードによる即興演奏。
そして右隣には、内海信彦さんの作品「innerscape 2008:morph genesis」
が(最下部の写真の右側)。


この日は湿気が心配で、
クラヴィコードがどこまで響いてくれるか様子を見つつ、
何も用意せずに即興を始めました。
1つ目の即興中、中音域Fの弦がずれて使えなくなってしまい、
その箇所をとばして演奏しました。
幸い第二部出演の福間さんが応急処置をしてくださり、2つ目の即興へ・・
ここで視界に内海さんの作品が目に入り、2つ目の即興は「宇宙から見た地球」をイメージしながら演奏。
それ以降は、「地球から見た『人』」、「歌」、「巡礼」というイメージ。
最後は「祈り」。
あわせて6つの即興演奏でした。



第二部はリコーダーの宇治川朝政さんとチェンバロの福間彩さんによる演奏。

素晴らしかった。
個人的に、最後のテレマン・リコーダーソナタヘ短調、ホントに感動しました。
彼等は来年オランダで録音を控えてるのだそうです。
皆さん要注目。


アンコールでマルチェロのシャコンヌに私のイントロをつけて、
なんとなくメドレーでみんなで演奏しました。
Baroque voice Concertを終えて_b0098184_8524677.jpg



お越しくださった皆さん、
ホントにありがとう。
皆さんからいただいた献金の一部、
そして私のCDの売上の一部は確かにメルセス会連帯基金へ寄付されました。


メルセス修道院の皆さん、
山野辺暁彦さん、
baroquevoice、
素晴らしい環境を提供してくださってありがとうございます。



終了後、ある老婦人が、
「生きててよかった」
といってくださった。
これからもっと音で奉仕して、
音に奉仕していきたい。



Baroque voice Concertを終えて_b0098184_851428.jpg




次回のbaroquevoiceは11月末。
浅川はバッハ・ゴールドベルグ変奏曲を演奏予定。
# by ta_asakawa | 2009-06-02 13:22
Baroque voice Concert 2009


明日の昼はメルセス修道院で演奏します。
コンサートの主催はbaroquevoice
このグループの船出に自分も参加できること、そしてメルセス修道院で演奏できることはとても光栄なことです。
僕は普段と違いクラヴィコードで即興演奏をするのですが、この日の第1部のプログラム用に寄稿文をお願いされたので、以下のように書かせていただきました。



Baroque voice Concert 2009 プログラム(第1部)寄稿文



クラヴィコード


その微かな響きの中に大胆な表現力をもちあわせ、
厳しい制限をもちつつも、驚くほど享楽的でさえある。
各々違う様々な「感情」で、沈黙に光を照らす。
理性と狂気の狭間で生じる緊張、和解、そして躍動。
音の裏にあるものが、極端な両義性を伴い姿を現すのである。

彼等の発音には機械的なものがない。
キーに連結した金属製の鉄片が弦を突き上げるというメカニズム。
シンプルであるが故、
ピアノの即興時に存在する「指で考える時間」はほとんどなく、
ある意味で彼等との即興はより「私」に近い。

メルセス修道院を覆う心の静寂、
沈黙そのものが多くを語るという魔法の中で、
常に沈黙との対峙を必要とする即興演奏者は、
彼等の「感情」と共鳴しながら今を奏でる。


浅川太平






もう時間切れで直せないようです。
明日は湿気が下がりますように。






Baroque voice Concert 2009


5月31日(日) 開場13:30 開演14:00
特別公演:入場無料 場所:メルセス修道院


出演 第1部:浅川太平(clavichord) 
クラヴィコードによる即興演奏
    
第2部:宇治川朝政(recorder) 福間彩(cembalo)
G.Ph. テレマン リコーダーと通奏低音の為のソナタ ハ長調
G.F. ヘンデル リコーダーとチェンバロの為のソナタ ニ短調 
J.S. バッハ フランス組曲第4 番


美術作品:内海信彦(画家)榎並彩子(銅版画家)
プログラムノート【第2部】:藤原一弘(音楽学者)
特別協力:裏千家淡交会(茶道)
後援:Ventain Records

この特別公演は皆様からの支援(募金)で続けて参ります。
募金の一部はメルセス会連帯基金へ寄付し、
世界で募金を必要としている国や施設へ送ります。




メルセス修道院:東京都杉並区高円寺南5-11-35
地下鉄丸ノ内線・東高円寺駅より徒歩6分
JR・中野駅南口より徒歩10分

# by ta_asakawa | 2009-05-30 15:15
441Hz

自分の「ラ」の高さはだいたいこの441Hz。
平均律の絶対音感が体に刻まれている。
しかし、日曜日は415Hzでミーントーンという調律。
ここしばらくは仕事をセーブし、このピッチに慣らしてきた。
生活も苦しくなるが、今は仕方ない。
時機に慣れて切り替えも早くなるはず。

バロック時代は、415Hzを中心に430Hz・392Hz・466Hz等、
複数の異なるピッチが存在した。
実際それぞれのピッチには独特の情緒があり、とても趣深いものであるが、
当時の音楽家はそのフレキシブルな感覚で作曲に即興に勤しんでいたかと思うと、
頭が下がる。
# by ta_asakawa | 2009-05-28 20:36
HP限定映像のお知らせ / トリオのスケジュール


"MOTION BLUE"のライブ映像。
期間限定でホームページでのみ配信していますのでお見逃しなく。

また、ちょっと早いですが・・
7月にトリオライブは二回あります。
録音前のライブとなりますが、どちらともまったくちがうセットリストを予定。
是非楽しみにしていてください。

≪今後の浅川太平トリオスケジュール≫

7月10日(金)六本木 SOFTWIND 20:00~(2sets)
7月17日(金)新宿 Pit inn14:30~(2sets)

# by ta_asakawa | 2009-05-28 04:53


以前の記事
LINK







■浅川太平 新HPはコチラ

ライフログ
ブログパーツ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧